夜12時以降のパリはこう歩く!

昼間とはまた違った魅力がある夜のパリ。地区によって、全く違った雰囲気を見せてくれます。また、日本とは状況が違うので、しっかりと現地情報を把握し、思う存分パリの夜を楽しみましょう。

パリの夜を楽しもう

パリの夜を楽しもう

こんにちは、パリナビです。昼間に観光スポット巡りやショッピングを満喫した後は、パリのナイトライフを楽しんでみませんか。夜のパリは昼間とはまた違った表情を見せてくれます。親しい友達とゆっくりバーで飲んだり、新しく出来た話題のクラブで夜通し踊り明かしたりと色々な楽しみ方ができますよ。是非、十分に体力を蓄えて夜のパリの街に出かけてみましょう!

深夜のパリ 治安篇

東京とは違うパリの夜

東京とは違うパリの夜

まずは夜12時を過ぎたパリの街はどんなものか、把握しておきましょう。深夜のパリの街の雰囲気は地区や曜日・時間帯により違います。シャンゼリゼやオペラ、レアール、マレ、バスチーユ、サンジェルマンなどのいわゆる繁華街では、終電までは人通りも多く賑やか。特に金・土の夜は終電を過ぎても夜遊びする人たちで人通りは途切れる事はありません。それ以外の地区は、レストランの営業が終わる23時あたりから人通りが少なくなってきます。

特に注意したいのは、日曜日の夜。フランスでは日曜日は休息日とされており家で過ごす人が多く、お店も閉まります。夜はシャンゼリゼ以外の繁華街ですら静かですので、夜遊びには向いていません。
パリでは女性の夜の一人飲みはほとんど見かけない

パリでは女性の夜の一人飲みはほとんど見かけない

そして気になるのが一人旅の場合。パリでは女性は、夜一人で飲食店で過ごすということがとても稀です。悲しいお知らせですが、女性の一人夜遊びはハッキリ言ってオススメできません。それでも一人でナイトライフをどうしても楽しみたい!という人は、泊まっている場所の近くで遊ぶこと。何かあってもすぐ徒歩で帰れるという状況にしておくといいと思います。

男性の場合は、ゲイが多く集まるマレ地区で一人で歩いていたりすると声をかけられることもあるかもしれません。

深夜のパリ 交通篇

タクシーの他にも深夜の交通手段はある

タクシーの他にも深夜の交通手段はある

パリのメトロ、バスの最終は平日(日〜木)は0時半頃まで、週末(金・土)は1時半頃までになります。その時間を過ぎたら、移動はタクシー又はノクティリアンという深夜バス、無人レンタサイクルシステムのヴェルブの利用になります。

タクシーは日本と違い、タクシーポイントという停留所で待ちます。繁華街の週末の終電後はそれぞれのポイントで行列ができるので覚悟を。安上がりに済ませたい場合は、ノクティリアンかヴェリブがおすすめ。
徒歩で移動出来るように中心地に泊まるのが理想

徒歩で移動出来るように中心地に泊まるのが理想

ノクティリアンは、メトロが通っていない1時から5時までの時間帯で毎日運行する深夜バス。ただし、本数はあまり多くなく、1時間に1、2本。昼間のメトロやバスと同じように、1週間や1ヶ月のナビゴやカルネが使え、バス停も昼間バスと同じで、Nのついている番号があったらノクティリアンが停まるバス停になります。

お金がないけど体力はあるという場合は、24時間利用できるヴェリブを利用するのも手。1日1.7ユーロ、1週間8ユーロで30分以内にパリ市内のステーションに返して行けば乗り放題と格安です。登録には10分程時間を取られるので、深夜に利用することが予めわかっているなら昼間のうちに登録しておくことをおすすめします。それから、パリは一方通行や坂道が多いので、ある程度道の感覚を把握しておかないと自転車は厳しいかもしれないことを頭に入れておいて下さいね。

どこに出かける?

目的や雰囲気によって場所を選ぼう

目的や雰囲気によって場所を選ぼう

さて、パリの深夜事情がわかったところで、いざ街に出かけてみましょう。パリの地区はそれぞれ雰囲気が全く違うので、目的によって行く場所は違ってきます。また、話題のナイトクラブなどはあらゆる所に点在しているので、そのスポット周辺は何もなくとても静か、という場合もなきにしもあらず。夜遊びする場合は、お店が集まる地区か、目的のスポットをピンポイントで目指すかのどちらかになります。
夜中までずっと賑やかなシャンゼリゼ通り

夜中までずっと賑やかなシャンゼリゼ通り

今風の若者のウォッチングができるマレ

今風の若者のウォッチングができるマレ

ライブハウスが集まるベルヴィルもいい

ライブハウスが集まるベルヴィルもいい

大人な夜遊びをするならシャンゼリゼ

大人な夜遊びをするならシャンゼリゼ

セレブな雰囲気のシャンゼリゼ
ナイトクラブや深夜営業のバーの数が最も多く集まっているのが華やかなシャンゼリゼ通り周辺。ただし、どのお店も全体的に値段が高く、客層も大人でそれなりにちゃんとした身なりの人が多い印象。思いっきりおしゃれして、セレブな夜を楽しみたいという人にはぴったりだと思います。

おしゃれな若者が集まるマレ
昼間同様、パリの今をリードしている地区といえば、やっぱりマレ地区。深夜でもおしゃれな若者が集まるバーが多く、特にヴィエイユ・ド・タンプル通りにお店が集中しています。少人数でゆっくり飲んだり、マンウォッチングしたい場合はマレがおすすめ。

マレよりも落ち着いた雰囲気の左岸のサンジェルマン通りにもおしゃれなカフェやバーがありますが、営業が2時で終了する所が多いので注意です。
土曜日の夜は大変な賑わいを見せるバスチーユ

土曜日の夜は大変な賑わいを見せるバスチーユ

賑やかな眠らない街、バスチーユ
カジュアルな雰囲気のお店がたくさん集まっているのが、バスチーユ。特に土曜日の夜は多くの若者が夜遊びするので、タクシーがなかなかつかまらないのが難点ですが、気のおけない友達と夜遅くまで飲んで盛り上がりたい場合はここがおすすめ。

ボボな雰囲気に浸る、地元パリジャンがつめかける穴場オベルカンフ
パリジャンが好む、地元っぽい雰囲気が味わいたかったらオベルカンフへ。カジュアルながらもヴィンテージの家具などインテリアにこだわりのある雰囲気の良いバーがオベルカンフ通り、ジャン・ピエール・タンボー通りに集まっています。前に紹介した地区に比べて少し中心からは離れますが、疑似パリジャン体験できること間違いなしです。
最新のブティックとおしゃれなカフェが並ぶバスチーユ近くのシャロンヌ通り

最新のブティックとおしゃれなカフェが並ぶバスチーユ近くのシャロンヌ通り

バーが軒を連ねるバスチーユ近くのラップ通り

バーが軒を連ねるバスチーユ近くのラップ通り

芸能人にもたびたび遭遇するマレのヴィエイユ・ド・タンプル通り

芸能人にもたびたび遭遇するマレのヴィエイユ・ド・タンプル通り

その他、ピンポイントでおすすめの深夜スポット

セーヌ川は数少ない24時間okのお散歩スポット

セーヌ川は数少ない24時間okのお散歩スポット

13区のセーヌ川沿いに2009年に完成した巨大モード・センター、シテ・ドゥ・ラ・モード・エ・デュ・デザイン内にあるワンダーラストは、おしゃれピープルも多く集まる今一番話題となっているクラブ。夏はセーヌ川が見渡せるテラスで朝まで踊り明かせます。

カップルなら、夜のセーヌ川散歩が最高!雰囲気満点で、忘れられないパリの思い出となりますよ。

パリの深夜ガイド、いかがでしたか?パリは東京と違って24時間営業の店もほとんどなく、夜は大人しく感じるかもしれません。でもパリならではのナイトスポットも充実しているので、注意しつつも是非楽しんで下さいね。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-01-16

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