憩いの森♪ヴァンセンヌのおすすめスポット

パリのすぐ隣!緑豊かなヴァンセンヌの森で癒しのひとときを。

こんにちは、パリナビです。
パリ東部の郊外にあるヴァンセンヌの森。敷地は9.95km²もある広大な森です。パリジャンの憩いの場でもあるこの森でお勧めのスポットを今回は紹介してみたいと思います。一度は行ってみたい有名スポットから意外な穴場スポットまで、ヴァンセンヌの見どころは色々。パリのすぐ隣にあるとは思えないほど緑豊かな自然のなかで、たっぷりと癒されてください!

中世の佇まい、ヴァンセンヌ城

ヴァンセンヌ城

ヴァンセンヌ城

ずっしりと重厚なお城

ずっしりと重厚なお城

ヴァンセンヌと言えば、森とここ、ヴァンセンヌ城。メトロの名前もそのままChâteau de Vincennes。森の入り口として有名なスポットです。12世紀にルイ7世によって狩猟用のお城として造られたのが始まりです。その後は王家のお城として中心的な存在になり、13~14世紀の王たちはこの城で生まれたり亡くなったりしているんですね。
城門を通って敷地内に入るのは無料です。外側からは分かりませんがとっても広々としています。城内を見学することもできます。礼拝堂のサント・シャペルは見どころです。料金は一般9€。
普段は一般の立ち入りはできないドンジョンへ上る観光コースもあります。9月から6月までは日曜日の11時から。7月と8月は週数回開催です。事前予約必須で、7歳以上の健康に問題のない人なら参加できます。料金は一般10€。
様々な歴史を経て現在に至るヴァンセンヌ城。ずっしりとした要塞のような佇まいで、中世の雰囲気を残しています。
お城の入り口

お城の入り口

広い敷地

広い敷地

夏のイベントがいっぱいのパルク・フローラル

パルク・フローラル入り口

パルク・フローラル入り口

四季折々の花が咲きます

四季折々の花が咲きます

ヴァンセンヌ城から徒歩圏内にある公園、パルク・フローラルはアクセス面でも程よく行きやすいお勧めスポット。パリ市内にも公園は沢山ありますが、やっぱり郊外のこの規模にはかないません。芝生がどこまでも広がり、夏場にはピクニックや日光浴をする人たちがやって来ます。
公園の名前のごとく、様々な花が咲いているのも特徴です。まるで植物園のように季節の花が勢揃いするエリアもあります。
親子連れで誕生日会やピクニック、カップルで日光浴、一人で植物観賞など、多目的に楽しめるのも魅力です。
そして忘れてはいけないのが、毎年開催されるフェスティバルの数々です。
公園内には屋外コンサートホールがあり、6月~7月の週末にはジャズフェスティバルが、8月~9月の週末にはクラシックフェスティバルが開催されます。また6月から9月までの毎週水曜日はジャンルを問わずコンサートが開かれたり、園芸や木工のアトリエが開かれたりとアクティビティが豊富。ちょうど天気もよくなってくるシーズンだけに、各イベントが多くの人でにぎわいます。
公園は年間を通して朝9時半から開園。5月から10月は入園料一般2.50€ですが、冬季は無料です。
日光浴をする人たち

日光浴をする人たち

夏はコンサート

夏はコンサート

色んな楽しみ方ができます

色んな楽しみ方ができます

牧場の動物たちと触れ合えるパリ農場

パリ農場

パリ農場

人懐っこいヤギ!

人懐っこいヤギ!

パリにも農場がある?!と思うかもしれませんが、ここはれっきとした農場。ヴァンセンヌの森の奥深くに、ひっそりと、でもかなり大きな農場があります。それがパリ農場(La Ferme de Paris)。有機農業(オーガニック)の研究を目的としている農場です。週末の13時半から17時半まで無料で一般公開されています。7月と8月は夏休み期間なので特別に毎日公開。普段なかなか本物の動物たちと触れ合う機会のないパリの子供たちには最高の場所です。
ここでは主な家畜である牛、羊、ヤギ、ウサギ、ニワトリなどが間近で見学できます。特にヤギと羊の小屋はバリアフリー。ヤギが目の前にやってきてごあいさつ、なんてこともありますよ!ただエサをあげるのは禁止です。
農業用倉庫で山積みになった藁や農具などもすべて実際に使われるもの。ちょっと田舎に来たような感覚になります。
色んな動物たちに出会えます! 色んな動物たちに出会えます! 色んな動物たちに出会えます!

色んな動物たちに出会えます!

このパリ農場はアクセスがちょっと不便なのが唯一の難点。ヴァンセンヌ城駅からだと森を通る112番のバスを利用するか、森の反対側のRER-A線Joinville-le-Pont駅から20分ほどの徒歩になります。もしも車を利用する予定があれば一番便利です。ちなみに農場の向かい側はヴァンセンヌ競馬場になっています。
森の奥に続く道

森の奥に続く道

ヴァンセンヌ競馬場

ヴァンセンヌ競馬場

ハイキングする人の姿も

ハイキングする人の姿も

ドメニル湖でゆったりボート遊び

ドメニル湖

ドメニル湖

貸しボート

貸しボート

ヴァンセンヌの森には2つの大きな湖がありますが、今回はよりアクセスのよいドメニル湖をご案内しましょう。ヴァンセンヌ城は森の一番北の端にありますが、ドメニル湖は森の一番西の端に位置しています。12区のはずれ、ペリフェリック(パリと郊外を隔てる環状道路)のすぐ外側に森の入り口があります。
メトロやトラムウェイのPorte Dorée駅から徒歩すぐなので、そのアクセスの良さもお勧めの理由です。
ここでのアクティビティは何と言ってもボート遊び!ドメニル湖は12ヘクタールの広さがあり、手漕ぎボートで一周するにはぴったりです。湖のほとりに貸しボート場があり、すぐに始められます。料金は1時間12.80€からで、ゆっくり漕いでも1時間ぐらいで一周できるのでちょうどよし。
ドメニル湖には沢山の鳥が住んでいます。人間に慣れているのか、ボートを漕いでいると白鳥やカナダガンがどんどん近づいて来ます!ちょっとびっくりしますがこれもご愛嬌。
湖には2つの島があり、この周りをぐるっと回っていくのがおすすめコース。人口の鍾乳洞や島と島を繋ぐ橋、また湖のすぐ隣にあるパリ動物園の山が見えたりと場所によって飽きることなく景色を楽しめます。広い緑に囲まれて水上を行くのは最高ですよ!
白鳥がすぐそばまで

白鳥がすぐそばまで

カナダガンが遊びにきます

カナダガンが遊びにきます

島と島を結ぶ橋

島と島を結ぶ橋


ヴァンセンヌの森にはまだまだ色んなスポットがあります。今回ご紹介したスポットも、一日で全部回るのは無理なので、どれか気になった場所があればぜひ遊びに行ってもらえると嬉しいです!
森の中を散策する際は、なるべく人通りのある所を選んで、日の明るいうちに行ってくださいね。
ではBonne Promenade!(良い散歩を!)
以上、パリナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-07-26

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