子供と行くパリ~子供連れ旅行豆知識

赤ちゃんや小さな子供連れでパリ旅行を計画中の方へお役立ち情報。楽しい家族旅行のヒント集。

こ んにちは、パリナビです。さて、読者の皆さんの中には、お子様を連れてパリに行きたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。でも子供と海外旅行なんて大変そう、せっかくのパリ旅行が疲れるだけでは・・・と、すでにあきらめモードでは?確かに大人だけの旅行に比べたら制限もありますし、色々なことに気を配 る必要があります。でも大丈夫。コツさえつかめば、お子様と一緒のパリ滞在も、きっと楽しい思い出にできるはず。今回は、そんな「大変」だけじゃない、子供連れ旅行のヒントをお話ししたいと思います。

空港からパリ市街まで

長いフライトの後、やっと空港へ到着!ここからパリ市内までの移動ですが、タクシー以外ならば、確実にロワシーバス(RoissyBus)がおすすめ。オペラまでノンストップです。他にRERのB線がありますが、地元の人も利用する普通の電車です。大きなスーツケースに赤ちゃんや子供連れとなると場所を塞ぐし、何かあったときに身動きが取りづらく、始終周りに目を配っていなければいけません。あと、あまり治安の良くないエリアも通るので、なるべく避けられる方が無難です。その他エールフランスの運営するシャトルバスLes Carsもあります。シャンゼリゼ方面はこちらが便利。

どこに泊まる?

おうちごはんのようにパリのお惣菜を楽しんでみては

おうちごはんのようにパリのお惣菜を楽しんでみては

家族で過ごすなら一般的なホテルよりもキッチンのついているアパートタイプのホテルがお勧めです。キッチンがあればお湯が沸かせたりちょっとした調理ができたりと便利です。ホテルだとどうしても毎回外食になりますが、材料を買ってきて料理できるので経済的。つかの間家族でパリに住んでいる気分を味わえるかも。例えばシタディン(Citadine)はチェーンのアパートホテルで、パリに何箇所もあるので、条件に合わせて探せます。決して安いわけではありませんが、外食など考慮すると、こちらの方がお得かも知れません。

メトロとバスを使い分けよう

パリのメトロはベビーカーにとっては全く不向き。エレベーターはおろかエスカレーターも殆どありません。大人二人でベビーカーを担いで階段を上り下りしている光景をたまに目にします。ちなみにメトロ14号線は新しいのでエレベーターがついています!
電車のドアはまだまだ手動式が多く、電車が完全に停まる前に開く人が多いので、ドア付近には立たないようにしましょう。
バスにはベビーカー用のスペースがあるので、ママたちはそこへベビーカーを止めます。立っている人がいてもすっと空けてくれるので「邪魔では・・・」などど心配する必要はありません。フランスはとても赤ちゃんに優しい国です。あと、外の風景が見られるのも子供には魅力。ただ、メトロの方が移動時間が短いのは確かですので、その時々に合わせて使い分けましょう。どちらも朝夕のラッシュアワーは避けるのが無難。
バス移動は眺めも楽しい

バス移動は眺めも楽しい

14号線は自動のダブルドアで安全

14号線は自動のダブルドアで安全

スーパーでベビーフード調達!

オーガニックのベビーフード

オーガニックのベビーフード

パリではぜひフランスのベビーフードを試してみて下さい。色んなメーカーから様々な味が出ていて、フランスならではのメニューが見つかるでしょう。もちろんオーガニックのベビーフードも充実。年齢に合わせて選びましょう。意外と赤ちゃんの口に合ったりして?!同様に粉ミルクも調達できます。
おむつも買えるので、日本から沢山持ってくる必要もありません。だいたい60~70枚入りのパックが多いです。
おむつもスーパーで調達

おむつもスーパーで調達

日本にはない味?!

日本にはない味?!

トイレ、おむつ替え

公衆トイレ。無料で使用できる

公衆トイレ。無料で使用できる

子供連れ旅行で困るのがトイレ、おむつ替え。カフェやファーストフード店のトイレが借りられますが、小さかったり、汚れていたり、階段で地下に降りなければいけなかったり。そもそもおむつ替え台がないところが多いのがまた困難。最近では大分赤ちゃんフレンドリーなお店も増えて、折り畳みの替え台が設置してあるところもあります。またデパートやショッピングセンターなら殆んど設置してあります。
では外にいる時はどうしたらいいでしょうか。パリのパパやママたちは外出の時一体どうしてるの??
ズバリ言いましょう。ベンチです。パリには大小合わせてあちこちに公園があるので、そこへ入ってベンチの上でささっと替えてしまえばいいのです!パリジャンはとてもおおらか。誰も気にしません。衛生上おむつ替えシートの上に寝かせるのがいいと思います。
あとは公衆トイレがあります。結構広いので大人が一緒に入れます。(非常時にはベビーカーごと入っておむつ替えという技も!)

観光バスやセーヌ河クルージング

セーヌ河下りはおススメ

セーヌ河下りはおススメ

二階建ての観光バスやセーヌ河クルージングは、子供はもちろん大人も楽しめます。パリの主要な観光スポットなら、メトロなどを利用するより楽しく効率的にまわれるので、とてもおススメです。
セーヌ河クルージングは幾つも選択肢がありますが、BATOBUSは国鉄のRATPが運営していますので、他と比べてお値段もお手ごろ。NAVIGOパスがあればさらに割引になります。 エッフェル塔、シャンゼリゼ、ノートルダム、植物園・・・など、乗り降りはどこからでも自由で、チケットは一日使えます。セーヌ河から見上げる風景はまた別の趣があって楽しいものですよ。デッキに出て太陽を浴びながらクルージングも子供には格別です。

小さなエクスポを楽しむ

大きな美術館もいいですが、大人ですらかなり疲労感を覚えることは事実。観たいものを絞って見学されるのがいいでしょう。ルーブルやオルセーなどは朝一番に入館すれば並ぶ時間も少なくてすみます。
他にもパリには小さなエクスポが常時開催されているので、短い時間で気軽にアートに触れられます。例えばパリ市庁舎のエクスポは無料で規模もちょうど良いですよ。ただこちらも午後になると長蛇の列が。
アート見学は午前中が賢明。
大きな美術館は朝一番で

大きな美術館は朝一番で

地元の子供たちも課外授業

地元の子供たちも課外授業

どんなレストランに行く?

フランス、というより欧米ではレストランは大人の場所。特にディナータイムは子供連れには向かないのが事実。どうしてもファストフードに入りがちですが、それではつまらないですね。もちろん子供と入れるレストランはちゃんとあります。
日本のファミレスのような、チェーンのレストランは、子供連れでも気軽に入れます。
hippopotamus、Leon de Bruxelles、Buffalo Grillなど、パリ市内に何店舗もあるので、探すのも難しくありません。キッズメニューもちゃんとあるので、むしろ子供大歓迎といったところでしょうか。メインとデザートのセットで5、6ユーロからあります。
ルーブル美術館の中にあるバイキング式のレストランなら、自分で食べたいものをトレイに取るというスタイルなのでより簡単です。デパートにも同じようなブッフェ形式の食堂があります。
ただ何処にしても、泣いたり騒いだりは禁物。楽しく食事したいものですね。
BHV内にある食堂

BHV内にある食堂

子供メニューもある

子供メニューもある

セルフ式なので気軽に選べる

セルフ式なので気軽に選べる

パリの公園を満喫しよう

休日ともなるとパリジャン家族でいっぱいになる公園。パリの公園は、太陽の下で子供と過ごすにはうってつけの場所です。美味しいパン屋さんでサンドイッチをテイクアウトして、芝生の上でピクニックというのも楽しいですね。あちこちに広い公園があるのはパリのいいところだと思います。日本の公園とはまた違った雰囲気で、のんびり休日気分を味わって下さい。その他、植物園の中にある動物園や、ラ・ヴィレット(la Vilette)公園にある科学博物館などもオススメです。
リュクサンブール公園は定番

リュクサンブール公園は定番

子供たちもひなたぼっこ

子供たちもひなたぼっこ

サン・マルタン運河の向こうがラ・ヴィレット公園

サン・マルタン運河の向こうがラ・ヴィレット公園

アンドレ・シトロエン公園の気球

アンドレ・シトロエン公園の気球

気球体験のチケット売り場

気球体験のチケット売り場

いかかですか?少しでも子供連れ旅行のヒントになれば幸いです。
ところでひとつパリ旅行を楽しくするコツ。フランスでは子供といえ挨拶は大切。お話しできる年頃のお子さんなら、店員さんやサービス係の人などに「ボンジュール」と「メルシー」だけでも言えるようにすると、だいぶ印象が変わります。
それから、パリは日本に比べるとあまり衛生的とは言えないので、ウエットティッシュがあると便利です。
家族で楽しいパリ滞在になるといいですね。
以上、パリナビでした。
関連タグ:子供連れ赤ちゃん家族旅行

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-06-13

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